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「次の定期テストだけ、数学を手伝ってほしい」。このような短期利用を受け付けている家庭教師サービスもあります。ただし、申し込んだ翌日から授業を受けられるとは限らず、少ない回数でも入会時の費用がかかる場合があります。
短期で頼むときは、月謝の安さよりも、試験までに何日受けられるか、どの問題を扱うか、終了までにいくら払うかを先に決めると候補を選びやすくなります。本記事では、公開されている短期利用の案内と、限られた時間をどう使うかを分けて説明します。
定期テスト前だけの利用は可能?公式案内から分かる範囲
ノーバスには、短期の定期テスト対策コースがある
家庭教師のノーバスは「定期テスト対策コース」で、テスト前だけの利用を案内しています。指導料は60分単位の4回・8回で掲載され、学年ごとに金額が異なります。
| 学年 | 60分×4回の指導料(税込) |
|---|---|
| 中学1・2年生 | 13,200円 |
| 中学3年生 | 14,520円 |
| 高校1・2年生 | 14,960円 |
| 高校3年生 | 15,400円 |
ここで見落としたくないのが、公式ページの1日2コマ以上という受講条件です。例えば60分のコマを2つずつ使うなら、4コマは合計240分・2日分になります。「4回」と書かれていても、60分ずつ4日来てもらう契約とは解釈できません。休憩を含む拘束時間と日程の組み方も、申し込み時にすり合わせる必要があります。
上記は指導料の表です。登録費などを含む短期利用の総額は、後述の諸費用と合わせて見積もりを取ります。
ファーストは短期利用を案内しているが、日程・回数は個別に詰める
家庭教師ファーストも、高校受験対策の公式ページで、受験直前や長期休みだけの受講が可能としています。一方、この案内だけでは「定期テスト前の1回だけ」「好きな時間数だけ」まで受けられるとは判断できません。
定期テスト対策を希望する場合は、試験日・希望教科・受けられる曜日を伝え、その条件での短期受講が可能か、何回から契約できるかを聞く段階が必要です。短期対応の有無と、今回の日程で教師を紹介できるかは別の条件です。
2社の通常の料金体系や体験の違いは、家庭教師のノーバスの料金・体験を扱った記事と、家庭教師ファーストの料金と無料体験の記事で詳しく紹介しています。
申し込み日ではなく、初回授業日から逆算する
試験まで2週間あっても、2週間教われるとは限らない
ノーバスの通常の教師紹介については、公式FAQに1週間〜10日程度が目安、原則14日以内とあります。急ぎの相談も受け付けていますが、希望条件によっては14日を超える場合もあるという案内です。これは短期コースの開始日を保証するものではありません。
例えば試験14日前に申し込み、教師紹介まで10日かかれば、紹介時点で残るのは4日です。そこから授業日を合わせるため、当初考えていた複数日の指導が難しくなることもあります。これは日数の計算例で、特定の家庭への紹介予定ではありません。
問い合わせへの返信が早いことと、希望の先生から初回授業を受けられることも分けて考えます。比較するなら「いつ紹介予定か」に加え、初回と最終回を、試験前の何日に置けるかまで予定表に入れるのが実用的です。
残り日数に合わせて、家庭教師に任せる範囲を変える
次の表は、当サイトが考える準備の目安です。各社の受付期限や、点数向上を保証する学習計画ではありません。
| 試験までの時間 | 家庭教師に任せる内容の例 | 先に判断したいこと |
|---|---|---|
| 3〜4週間程度 | 学校教材で苦手を見つけ、演習後にもう一度扱う | 初回の後に、自力で解く日と次の授業を確保できるか |
| 1〜2週間程度 | つまずく単元を絞り、学校ワークの解き直しを進める | 教師紹介と日程調整を経ても必要な授業が入るか |
| 数日程度 | 既に取り組んだ問題の疑問点や、答案の書き方を扱う | 新規契約の手間をかけて間に合うか、学校や通塾先で質問できないか |
残り数日なら、新しい先生を探すより、既に本人の学習状況を知る学校・塾の先生に質問するほうが早い場合もあります。家庭教師に頼むとしても、五教科全体の底上げを期待するより、今回扱う問題を狭く決めるほうが予定を立てやすくなります。
短期の総額は、授業料と固定費を分けて比べる
入会金0円でも、授業料以外が0円とは限らない
ノーバスの通常の料金案内には、世帯につき一度のセンター登録費22,000円、月々の学習サポート費3,300円、教師交通費が掲載されています。ファーストは入会金0円ですが、料金案内には維持費8,800円/学年1回と交通費が記載されています。いずれも税込です。
これらは各社の一般的な料金案内であり、今回希望する短期コースに、どの費用がいくら適用されるかを確定する情報とは分けて扱います。短期向けの免除や別条件があるかを含め、支払額は書面の見積もりで判断します。
比較に使う総額は、指導料+登録費・入会金+管理・サポート費+交通費+必要な教材費などです。教材を購入しない場合は、その欄を0円とした見積もりにしてもらうと、後から増える支出を把握しやすくなります。
1コマの単価より、同じ総時間・受講日数の見積もりを見る
次は計算方法を示す架空の料金例です。実在する会社の見積もりではありません。
| 比較項目 | 仮のプランA | 仮のプランB |
|---|---|---|
| 授業の総時間 | 4時間 | 4時間 |
| 指導料 | 12,000円 | 16,000円 |
| 初回などの固定費 | 10,000円 | 0円 |
| 交通費などを除く合計 | 22,000円 | 16,000円 |
指導料だけではAが安く見えますが、この条件の4時間だけなら支出はBのほうが少なくなります。一方で、授業内容や教師との相性まで同じという意味ではありません。まず希望する教科・総時間・日程で受けられる候補に絞り、そのうえで総額を比べます。
受講日数も費用と学習の両方に関係します。訪問2日と4日では交通費の回数が違い、授業の合間に演習して次回質問できる機会も変わります。合計4時間という数字だけで、同じ内容のサービスとは考えないほうがよいでしょう。
月をまたぐ場合は、短い利用期間でもサポート費などが何か月分になるかが論点です。日割りになると決めつけず、開始月と終了月それぞれの請求額を見ます。
限られた授業時間は「解説を聞く」と「自分で解く」に配分する
学校ワークの間違いを、そのまま初回の教材にする
短期指導では、教師が本人の状況を把握する時間も必要です。学校の試験範囲表、使っている教科書・ワーク、最近の答案がそろっていると、どの問題から始めるかを具体的に話せます。範囲表がまだ出ていなければ、授業で進んでいる単元やページを共有し、発表後に調整します。
ワークは、解答を写して全て正解にした状態よりも、自力で解けなかった箇所や途中式が残っている状態のほうが、つまずきの手がかりになります。例えば数学の文章問題で、式を立てられないのか、式は立つが計算で間違えるのかによって、使う時間が変わります。
提出課題が大量に残っている場合も、その量を最初に伝えます。授業の全時間を課題の穴埋めに使うのか、本人が進められない部分だけ教えてもらうのかでは、試験準備として得られるものが違います。
同じ合計4時間でも、授業間の使い方で計画が変わる
以下は「120分を2日、数学の一つの単元に使う」と仮定した当サイトの配分例です。特定サービスの標準カリキュラムではなく、休憩や本人の集中の続き方に合わせて調整する前提です。
| タイミング | 内容の例 |
|---|---|
| 1日目・最初の20分 | 学校ワークを解き、どの手順で止まるかを見る |
| 1日目・次の40分 | 必要な考え方を、少数の代表問題で学ぶ |
| 1日目・残り60分 | 似た問題を自力で解き、次回までの演習を決める |
| 授業の間 | 指定した問題を本人が解き、迷った箇所を残す |
| 2日目・最初の30分 | 演習の間違いと、解き方を説明できるかを見る |
| 2日目・残り90分 | 試験に近い形式で解き、残る弱点を扱う |
先生の説明を聞いて分かった直後だけでなく、日を空けて一人で解けるかも見る構成です。もし授業が試験前日に集中するなら、この間の演習と再指導は組みにくくなります。その場合は、事前に解いた問題を送り、疑問点を授業に持ち込むなどの準備がより重要です。事前送付に対応するかは、担当者と取り決めます。
複数教科を依頼できるサービスでも、授業時間が教科数に応じて増えるわけではありません。「数学を中心に、残りで英語の疑問を扱う」のように優先順位を決め、同じ4時間に何を入れないかまで教師と合意しておきます。
試験前の欠席と、予定どおり終える条件も決めておく
振替できても、試験後では目的に合わない場合がある
短期利用では、急な体調不良や教師の都合で1日ずれるだけでも影響が大きくなります。「振替が可能」という制度だけでなく、試験前に代替日を用意できるか、別の教師になるか、実施できない回の費用をどう扱うかが大切です。
試験後の解き直しにも価値はありますが、試験前の疑問解消とは目的が異なります。予定していた授業が試験後に動く場合、それを受けるかどうかは、振替・返金の条件を踏まえて判断します。返金されることを前提に申し込むのは避けます。
最終授業日と、契約・請求の終了日をそろえる
最初から期間を決める契約と、通常の月謝契約を短期間で終える場合とでは、必要な手続きが異なる可能性があります。試験が終われば自動で契約も終わる、と考えず、申込書や契約書に記載される期間を見ます。
- 最低受講回数・最低契約期間が、希望する短期利用と合っているか
- 最終授業日以降に、翌月分の月謝やサポート費が発生しないか
- 終了の連絡が別途必要か、必要なら連絡先と期限はいつか
- 欠席分を後日に振り替えると、契約期間や費用も変わるか
延長を提案された場合は、今回の短期利用分と、その後の継続分を分けて判断できます。「せっかく入会金を払ったから」という理由だけで続けず、次の試験までどんな支援が必要かを改めて考えます。継続する回数の考え方は、家庭教師は週1回で足りるかを扱った記事で説明しています。
短期利用は「試験前に受けられる内容」と「終了までの総額」で選ぶ
家庭教師を定期テスト前だけ頼む方法はあります。まず初回から最終回までの日程を押さえ、その時間に扱える教科・単元を決め、諸費用を含む見積もりと契約期間を照らし合わせる。この順番なら、安い料金表を見つけたのに日程が合わない、という行き違いを減らせます。
今回の試験で解けるようになりたい問題が具体的で、授業の間に本人が演習する時間も取れるなら、短期指導は検討する価値があります。反対に、広い範囲の基礎から学び直す必要がある場合は、今回優先する内容と、試験後に続ける学習を分けて考えると無理のない計画になります。
訪問型の料金体系や教材、体験の違いまで比べたい方は、ガンバ・ノーバス・ファーストの比較記事も参考にしてください。同記事の継続利用の料金例を、そのまま短期コースの総額として使わないようご注意ください。
参考にした公式情報
- 家庭教師のノーバス「定期テスト対策コース」「料金」「よくある質問」
- 家庭教師ファースト「高校受験対策の家庭教師」「費用・料金のご案内」
参照日:2026年10月1日。料金・受付条件は変更される場合があります。公開情報だけで確定しない短期利用の費用や日程は、申し込み前に各社の個別案内をご覧ください。授業の配分・日数・架空の料金例は、当サイトが考え方を示すために作成したものです。

