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塾には通っているけれど、わからない問題が残っている。家庭教師をつければ解決しそうな一方で、授業料も予定も増やしてよいのか・・・
併用を決める前に考えたいのは、授業の数よりも「今の学習で、どこが進まなくなっているか」です。質問する機会が足りないのか、宿題が多すぎるのかによって、必要な対応は変わります。
この記事では、塾と家庭教師の役割を分ける方法や、費用・時間の見積もり方を紹介します。学年を問わず使える考え方を中心に、中学受験の具体例も取り上げます。
家庭教師を追加する前に、困っている場面を言葉にする
「成績が上がらない」だけでは、何を頼めばよいかが曖昧なままです。最近の宿題や答案を見ながら、本人が手を止める場面を一つ挙げてみてください。
- 塾で説明を聞くとわかるが、一人で解くと途中で止まる
- 質問したい問題はあるが、塾の質問時間に聞ききれない
- 苦手な単元が残り、新しい内容についていきにくい
- 志望校の問題について、答案の書き方まで教わりたい
こうした場合は、家庭教師に頼みたい内容を具体的に伝えられます。一方、そもそも宿題に使える時間が足りない場合は、授業を追加する前に、塾へ課題の優先順位を相談する方法もあります。
塾で受けられる質問対応や補習をまだ使っていなければ、利用方法を聞いてみるのも一つの手です。今の環境で足りない部分がわかってから、追加の指導を検討しても遅くありません。
塾と家庭教師に、同じことを全部任せない
併用するなら、それぞれの授業に何を期待するかを決めておくと、時間の使い道が見えます。たとえば塾ではカリキュラムに沿って学び、家庭教師には解き直せなかった問題を扱ってもらう、といった分担です。
次は役割分担の例です。塾や家庭教師が必ずこの対応をするという意味ではなく、相談時のたたき台として使ってください。
| 困っていること | 家庭教師へ相談する内容 |
|---|---|
| 宿題の一部が解けない | 止まった問題の考え方を教わり、似た問題を自力で解く |
| 前の単元からつまずいている | どこまで戻る必要があるかを見てもらう |
| 模試の復習が進まない | 答案を見ながら、解き直す問題の優先順位を相談する |
| 記述問題で得点できない | 答案のどこを直すか、理由と一緒に教わる |
先生には、塾の教材や宿題の量も共有します。新しい課題を出してもらう場合は、塾の宿題と合わせて取り組める量かを相談してください。解説を聞く時間だけでなく、授業後に自分で解く時間も残しておきたいところです。
追加費用は、塾と家庭教師を合わせた総額で考える
家庭教師の指導料だけを見ると、家計全体への影響がつかみにくくなります。今の塾代に、家庭教師を利用するための費用を足して考えてみてください。
- 塾:月謝、季節講習、模試、教材などの費用
- 家庭教師:指導料、入会金、交通費、教材費、管理費など、契約上必要な費用
- オンライン指導:必要な機器を用意する場合の費用
すべてのサービスで上記の費用がかかるわけではありません。見積もりでは、含まれるものと別料金のものを区別してもらいましょう。通常月に払う金額だけでなく、入会月や講習のある月にいくら必要かも知っておくと、無理のない予算を決めやすくなります。
費用を抑えたい場合は、教科や授業回数を絞れるかを相談できます。ただし、回数だけを減らしても必要な指導が収まらなければ目的を果たせません。「何を、どの頻度で頼むか」をセットで考えることが大切です。
一週間の予定には、自習と休む時間も残す
予定表の空白が、そのまま追加授業に使える時間とは限りません。学校や塾の宿題、移動、食事、休息も含めて、一週間の過ごし方を見てください。
たとえば塾から帰った夜に復習できず、翌日にも宿題が残るなら、その時間帯へさらに授業を入れると負担が増えます。まず本人に、何が大変なのか、どの時間なら取り組みやすいかを聞いてみましょう。
訪問型とオンラインでは、授業を受けるための準備も違います。訪問型は指導する場所の用意、オンラインは通信環境や教材の共有方法などが検討項目です。詳しくはオンライン家庭教師と訪問型の違いで紹介しています。
体験や相談では、実際に困っている教材を見せる
相談のために立派な資料を作る必要はありません。最近の答案や、途中で止まってしまった宿題があると、頼みたいことを伝えやすくなります。
- 塾の教材を使って授業を受けられるか
- 毎回扱う問題は、誰がどのように選ぶか
- 追加の宿題を出す場合、塾の課題量を考慮してもらえるか
- 本人が説明を理解できなかったとき、どのように教え直すか
無料相談と体験授業は別の案内になっていることもあるため、体験を受けたい場合は、費用や実施内容を先に尋ねてください。質問項目をまとめて使いたい方は、家庭教師の無料体験で聞くことも参考になります。
中学受験では、通っている塾への対応も比較する
中学受験を目的に併用する場合は、塾の進み方や教材を踏まえて教えてもらえるかが比較のポイントです。代々木進学会は、公式サイトで塾のカリキュラムや教材に合わせた指導を案内しています。
ただし、サービスとして対応していることと、実際に担当する先生が本人に合うことは別です。相談時には通塾先と教材名を伝え、担当候補の指導経験や授業の進め方を聞いてみてください。
料金や相談前に用意したい情報は、代々木進学会の料金と中学受験サポートにまとめています。
始めたあとは、授業を増やした目的に戻って考える
併用を始める前に、見直す時期と見たい変化を決めておくと、何となく続けることを避けやすくなります。点数だけでなく、自力で解き直せる問題が増えたか、質問を残さずに進められるか、宿題や生活の負担が大きくなっていないかも判断材料になります。
思ったように進まないときは、すぐに授業回数を増やすより、扱う問題や課題の量、説明の仕方が合っているかを先生と話してみてください。必要に応じて、塾の利用の仕方や家庭教師との役割分担を変えることもできます。
塾と家庭教師を併用するかどうかは、本人が困っている部分を補えそうか、費用と時間を無理なく用意できるかで考えられます。まずは「家庭教師に頼みたいこと」を一つ挙げ、そのために必要な指導を相談するところから始めてみてください。
参考情報
代々木進学会公式サイト「中学受験 プロ家庭教師《小学部》コース」(閲覧日:2026年9月27日)
役割分担、予定の組み方、費用の比較方法は当サイトの編集上の提案です。指導内容や契約条件はサービスごとに異なります。

